長浜城 登城記録 (本多百助さん)
【静岡県の中世城館跡より】
駿河湾奥の海上に突出した独立丘が長浜城である。規模は小さいが南を除く三方を海に囲まれ、後北条氏の伊豆における水軍基地として重要な城であった。現在、西方は陰野川の川床となっているが、当時は海が入り込んでおり、ここが舟溜りとして利用されたと思われる。
城は階梯式に西に位置する三つの曲輪を基本とした直線連郭で、東端に出曲輪、北に向かって腰曲輪が三段に延びている。また丘陵南方の低平坦地一帯は田久留輪と呼ばれ、城主の館であったと推定されている。更にその西南に上條・中條・下條があり、根古屋形式をとっていた城郭と思われる。
内浦村誌によれば北条氏の書中に地侍・大川氏(兵庫)が当城に拠っていたことが知られる。
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